みなさんは、我々、IT技術者はコンピュータの事だったら何でも得意だと思っていませんか?もし、そう思っておられるなら誤りです。
コンピュータと言っても多くの分野があり役割分担で仕事が進められています。
各人、得意な分野で、その人の能力を発揮しています。
例えば、ひとからげに料理と言っても、和食、中華、フレンチ、イタリアン、等、専門シェフがいる様にIT技術者にも、それぞれ専門で分れています。
なお、以下は、私の今までの経験上での話ですので、参考程度にお考えください。でも、あながち間違ってはいないと思います。
WindowsやWord、Excelの知識なら右に出る者はいないという程、良く知っています。ただ、実務的な使い方を日頃からされていないため業務にあてはめて使う事は、あまり得意ではありません。また、ネットワーク、文字コード、プログラム、データベース等の言葉の意味等は良く知っていて説明はしてくれますが、その仕事は出来ません。Webシステム開発どころか、ホームページを作る事も出来ない人が大半でしょう。
※ここでいうホームページの制作はホームページ制作ツールを操作できるという意味ではありません。
ホームページを制作する人たちです。最近は、SEOについての知識を持っている方が多くいます。デザイン技術やレイアウトセンス等は能力が高いのですがシステムは作れません。ちなみにコンピューターの事もインターネットの事もWord、Excelの事も良く知らない人が結構います。 システム開発を依頼すると間違いなく断られます。
社内のコンピュータのメンテナンスや社内へシステムを導入推進される方です。 SE/プログラマ上がりの方もいるため専門でWebシステム開発を行っておられた方なら大丈夫かもしれませんが、そうでなければ、システム開発の十分な知識と経験は乏しいため時間をかけても良いものは制作できないでしょう。
どちらかと言うと文字コードやネットワーク等のWeb系技術を理解していない人が多く見受けられます。また、Webシステム開発をお願いすると受けるとは思いますがサーバやネットワークの知識や経験が少ないため使いにくく、文字化けやセキュリティーホールのあるシステムが出来上がってしまう可能性があります。また開発環境にWindows用のApacheやMySQLを使用する人が多く、システムの本稼働では、Unix系サーバを使用するためシステムが動かなかったり、サーバが扱えなかったりする事があります。ホームページの知識についても乏しいですが、実務的なExcelやWordの使い方を理解している人が多くいます。
インターネットの回線の配線やルーターの設定、ネットワーク設計を行う技術者です。ネットワーク系の技術にめっぽう強い人です。Webシステム開発系の技術者が兼任している事が多いので、Webシステム開発が行える人が多くいます。ただし、インフラ設計・整備を専門にしている人もいますので、その場合、システム開発自体が出来ません。
ネットワークやUnix系サーバにめっぽう強い人たちです。Windowsを日頃から使わない人たちが多いです。結構、Macを使っている人を見かけます。もし、Windowsを使っていたとしてもWindowsの事を良く知りません。Webシステム開発を依頼すればベストな物を作ってくれる事でしょう、ですが、Windows系システム開発、Windowsの設定やExcelやWordの使い方を聞いても答えられない事が多いです。