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データベースの考え方 結合

前回、正規化までを説明しましたが、正規化すると共通のデータがコード化され、マスターとして管理できる事を説明いたしましたが、コード化してしまったデータは、人にとって見にくくなってしまいます。
今回は、コード化したデータを見やすくする事について解説します。

コード化されたデータ

前回、注文データ内の共通化できるデータをコード化しました。

コード化前のデータ

日付会社名部署商品単価個数金額
2014/01/22あいう商事東京支店まみむめもセット(工業用)2,500円20個50,000円
2014/01/22かきく会社大阪営業所まみむめもセット(工業用)2,500円50個125,000円
2014/01/23あいう商事大阪支店わをんパック(大型)5,800円30個174,000円
2014/01/24さしす工業浦和工場なにぬねのセット1,500円80個120,000円
2014/01/25さしす工業厚木工場なにぬねのセット1,500円70個105,000円

コード化後のデータ

日付会社名部署商品単価個数金額
2014/01/221112,500円20個50,000円
2014/01/222112,500円50個125,000円
2014/01/231225,800円30個174,000円
2014/01/243131,500円80個120,000円
2014/01/253231,500円70個105,000円

しかし、このコード化したデータは、コード化する前のデータと比較して、人が見るには情報を把握しにくくなっています。
このデータでは、仕事するのに非常に問題が発生するでしょう。作業者本人が、コードを覚えておくか、コードをいちいちコード表から文字に置き換えて作業を行わなければならないでしょう。

結合

実は、データベースと言うものは、コード化した部分のコードをマスターデータからコードを引いてきて文字に置き換える事が簡単に出来るのです。
つまり、トランザクションデータとマスターデータをガッチャンコして元のコード化する前のデータに戻す事が簡単に出来ます。
このガッチャンコすることを「結合」といいます。

利用者サイド

また、データ入力時には、コード化されている部分は、選択出来る項目としデータベースへ送信する時は、コードに変換し登録する事で人がコードを入力する必要がありません。

結果、入力時に文字を入力する事が無いため誤字脱字も発生しません。
また、登録後にデータを再表示させたい時はデータを結合させる事によって元の入力時の文字のデータに戻す事が出来ます。
システムを使用する人は、コード化されている事に気が付く事もなく、コード化されたデータやコード自身を見る事もありません。
つまり、ユーザーは、コード化されている事を全く意識することなくシステムを利用できるのです。






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